バチバチ 4巻の感想〜一意専心〜


佐藤タカヒロバチバチ4巻のストーリー


鯉太郎と王虎の打ち合いは
王虎が右腕を付き、鯉太郎は左腕を下げて顔面から。
一旦は鯉太郎に軍配が上がったものの"案の定"、物言いが発生し再戦へ。
奇跡は2度起きないと鯉太郎自信が自覚するものの
自分を信じてもう一度、王虎との再戦へ・・・
鯉太郎はぶちかましと、掌底のみを駆使し王虎を追い詰め
土を付けることに成功し勝利する。


しかし、この一度の敗北が王虎と言う化け物を生み出してしまうのであった・・・
そして順調に勝ち進んだ鯉太郎は一番出世を勝ちとることに成功する。


一方、阿形は全勝優勝まであと1勝だが最後のあいては
虎城部屋のエリート猛虎であった。
猛虎は全勝優勝をしたら王虎を付き人につけると
虎城親方と約束をし、阿形戦に挑むのであった!!


佐藤タカヒロバチバチ3巻の感想


四字熟語データバンクで調べたところ
一意専心とは、
他に心を向けず、ひたすらひとつのことに心を集中すること。わき見をせずその事のみに心を用いること。
王虎戦は1回目は、まぐれの下手投げで胴体に持ち込んだけども、
2戦目は、ひたすらに此れまで培ってきた、ぶちかましと親方から教えてもらった
掌底のみを使って勝利をすると言う、熱い戦いでした。
そして、鯉太郎が王虎戦に集中しているため
観客。
特に、鯉太郎の喧嘩仲間?が最初王虎を応援しているのですが
2戦目から鯉太郎を応援しだすと言う演出が素晴らしい。


喧嘩していた鯉太郎が負けるのを見に来たわけですが、
観客全員から罵倒を浴びせかけられていながら、
しかも自分よりも体格のよい王虎に一歩も引かずに挑んで行く姿に
心を打たれ、自然と鯉太郎を応援してしまうって演出が泣かせますね〜。


鯉太郎の父親で偉大な大関火竜の化粧まわしを持って来る
マコ姉とメガネパパですが、
ココでも、初めマコ姉とのじゃれ合いで笑いを誘っておきながら
火竜が残した無骨な手紙で読者の心を存分に揺らしてくれます!
こう言う小ネタがの一つ一つが繊細に書かれていますね!



今回の見所はさらに、虎城部屋の猛虎!!!!!
この猛虎と言う相撲取りは、嫌なひとが多い虎城部屋の中で
バチバチしまくっている人で、
新弟子の時に、新人イビリをしている兄弟子をボコボコにしたり
調子ぶっこいている王虎を自分の付き人にして
育てようとするなど、空流部屋ではないですが、
読者の人気が出てきそうな素晴らしいキャラクターです。
この猛虎の存在が、空流部屋=良い人、虎城部屋=悪い人って図式をねじ曲げていて
一筋縄にはならない素晴らし演出の一員に成っていると思う。
鯉太郎の兄弟子、阿形との優勝をかけた取り組みは次巻の5巻で決着です!!


それと、村神の一つ一つの動きにも注目です。
そして石川大器(鼻に傷がある人)の親方も豪快で素敵な感じ。
マコ姉と言っていたので鯉太郎より年上だと思っていたら
16歳でビックリです。同級生のお姉ちゃん。もえ〜。
椿ちゃんも16歳だね。


バチバチ1巻 佐藤タカヒロの感想
バチバチ 2巻の感想〜剛毅木訥〜
バチバチ 3巻の感想〜我武者羅〜
・・・
5巻の感想は別ブログです。
バチバチ 5巻の感想〜奮励努力〜
バチバチ 6巻の感想〜日進月歩〜