バチバチ 3巻の感想〜我武者羅〜


佐藤タカヒロバチバチ3巻のストーリー


いよいよ始まった、鯉太郎の相撲デビュー戦!と行きたいところですが、
先に兄弟子たちの試合から始まった!
試合を見た鯉太郎は、兄弟子たちの背中から力を貰いデビュー戦に挑む。


王虎を殴ったことでマスコミの敵になった鯉太郎にまっていたのは
会場からの総ブーイングであった。
しかし、鯉太郎の心は澄んでおり柏手一つで会場を黙らせた。
相手はアマでならした田上!相手に取って不足はない!!
しかし戦っている相手は田上では無い、土俵下に居る王虎であり
会場に来たすべての客を相手に戦っているのだ!!


一方、王虎の方はヤラセで片腕が使えない事になっているため
試合相手を片腕だけで投げ飛ばし鯉太郎との実力の差を見せつけた
余裕の快勝!


試合後に部屋に帰ってから
空流部屋で対王虎戦のシュミレーションをしてから
翌日、因縁の相手である王虎との一番に望む鯉太郎であった。


佐藤タカヒロバチバチ3巻の感想


週刊少年チャンピオンで連載中のバチバチは、
キツイ・キタナイ・ケツ丸見えでダサいイメージの相撲を
ここまでカッコよく書くって言うのもスゲーな!って思いながら読んでいました。
そして消化試合みたいな田上戦も凄い見所があり、
勝利したあとの鯉太郎の表情や、
相変わらずヤラセ演出している王虎などの行動も読者を良い意味でイライラさせて素晴らしい出来。


鯉太郎が相撲をしている理由はある意味、復讐劇なのですが
それを兄弟弟子や親方の家族・仲間って処が包かくしていていながら
空流部屋の看板を背負っているって試合をしているって処が
また、鯉太郎の心の面での成長を上手く書いている処がバチバチの面白さの一つでありんしょ。


今回の見所は、20話の"心配"と言う話数に集約していると思います、
練習中の鯉太郎と兄弟弟子達との会話と、姉と椿お嬢さんとの会話を交互に
描きながら鯉太郎の心の内などを描いた素晴らしい演出だと思いました。


我武者羅とは何なのかが解る、バチバチ3巻の感想でした。


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