石黒正数短編集「Presentforme」の感想〜この頃から女の子が可愛い〜


Present for meの感想

週刊少年チャンピオン木曜日のフルットを連載中の、
石黒正数先生の和かかりし頃の漫画、7偏。


ススメ サイキック少年団


超能力少年少女達を集めた、孤島で事故があり島から
脱出しようと皆で超能力を使うが・・・


凄いシリアスな話かなと思って読んでいたらギャグだったw
この頃から、女の子の可愛さとか涙目表現は確立されていたっぽい。
細かいギャグの連続からシリアス展開、一転してオチへの繋ぎはオモシロイと思う。
ギャグマン画読み切りとしてはレベルが高いと思う。


Present for me

砂漠に横たわる一体の喋るロボットと
一人きりの孤独な少女とのふれあい。


この単行本のタイトルにも表紙にも成っている作品。
ギャグは一切なしで、ロボットしか喋らない不思議な作品。
背景も殆が砂ばかりで人類が荒廃しきっている事が分かります。
ギャグなしのこんなにもシリアスな物語を書けるとは驚きです。
単行本のタイトルに持ってきた理由は、
多分、砂漠とかだと背景を書かなくて良いから。(って吉富昭仁先生が言っていた)


なげなわマン

職を失った男が、唯一の得意技
投げ縄で正義のために頑張ろうとするお話。


えーっと。
シリアス、熱血系かとおもったらギャグだった。
こういうギャグは書いちゃダメです!!!!!


カウントダウン

自主制作映画のストーリーで、
人類滅亡まで一週間なにをするか話しあう話。


漫画家が集まって、人類滅亡まで一週間ってテーマでって
作ったストーリーらしい、
この作品には木曜日のフルットの原形と思わしき、
たぬきが出てきます。コミカルで可愛いですよ。


バーバラ

ある日、女の子が家に突然転がり込んできて。


あーあー。
たまたま転がり込む女の子が可愛いはずがない!
俺の所には女の子が転がり込んで来ませんように。


泰造のヘルメット


色々なヘルメットを作っている爺さんと
スレンダー美女?とのお話。


何を狂った石黒先生w
なんでこんなにもヘルメットネタを作ったのかw
ギャグとして面白いけど、
なんにも残らない作品。面白いよ。


ヒーロー

怪人達が解散してしまったため、ヒーローの行き場がなくなり
ヒーローに永久就職だと思っていた主人公は・・・。


怪人が居なければヒーローは成り立たず。
この単行本の最後に収録しただけあって、
ストーリーのわかり易さや、
主人公の心の動きが良く表現出来ていて良いです。
オチもほのぼの展開でその後の未来を暗示していて良かったです。


以上が、石黒正数先生の短編集の感想でした。


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