もとむらえり、幻妖異聞しろがねの君の感想、〜少女漫画を読んでみた〜


もとむらえり、"幻妖異聞しろがねの君"の感想

遂に手を出してしまった秋田書店が販売している少女漫画w
Twitterで作者の方が、初レーベルだーっと宣伝していたので買ってみた。
http://twitter.com/EriMotomura
初レーベルって?


本の中身は、3つの話が入った短編集なのでこの本だけ買っても
ストーリー的な問題はありません。


1話目、"しろがねの君"


しろがねの君を見ようと尼寺に忍び込んだ、"然丸"と
孤児である自分を拾って育ててくれた姫様の仇である
鬼を待っている、"銀"の物語。


然丸と銀との出会いから、何で銀が鬼を討とうと
しているのかまで、丁寧に書かれていて大変わかりやすいと思う。
中盤は暗い話だったけど、ハッピーエンドで良かったね!


2話目、"東風吹かば"

朝廷に仕える"管公"と、年をとらない少年"明日摩"と
紅梅の精霊"癒扶"との能力バトル・・ではない。


管公が能力を使わずに、人間の力のみで努力して
朝廷の偉い地位まで上り詰めたのは良かったのだが、
途中で挟んだ、明日摩の能力修行の意味が良く解らなかった。
あと、明日摩少年の正体が明かされるまで?状態で
読み進めたため、いまいちシックリこないストーリーだった。
2度読んで面白いストーリーってことで。


3話目、"あかつき綴り"


紫式部に対抗して、物語を作る腐女子"小筆"さんが
幽霊?と一緒に感動の物語を書きつつ、
自分の物語を作っていくと言うストーリー


絵柄、ストーリー共に一番面白かったストーリー
小筆さんのライト・ポップな感じが面白かった。
幽霊の落ちもあり楽しかった。



3つのストーリーの面白さは、
"あかつき綴り">>>"しろがねの君">>"東風吹かば"
ま〜あ、少女向けに作られた本を男が読んでいるので
世間一般の評価とはちがうかもね。


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